こんにちは。
みんなのこれからを楽しみにしている下コーチです。
この土曜日にMUFGという滋賀県の16歳以下の試合が開催されました。
僕は観にいけませんでしたが、なつみコーチが行ってくれました。
なつみコーチから試合のことを聞きました。
「良い試合もたくさんあったよ!実力を出し切れていない試合もあった・・・」
良くはみんななっているけど、凡ミスがやっぱり多い・・・
足が動いていない・・・
ファイトを最初から最後までは仕切れていない・・・
とこんな事を言っていました。
その通りだと思います。
なつみコーチといつも試合が終わると話すことがあります。
「絶対にいけるよな!!!ほんまに差がなくなってきているもんな!!!」
差は縮まってきています。ここからの差を一気に埋めてひっくり返したい。
そのように思っています。
そこで今日はある少年(教え子)の話をしたいと思います。
その少年は試合前にはとてつもなく緊張し、足も全然動かず、
いつも反省では足が動かなかった・・・実力が出せなかった・・・
こんなことを繰り返している少年でした。
こんな少年がある試合から少しづつ勝てるようになりました。
特別な練習をしたわけではありません。
練習時間を極端に増やしたわけでもありません。
試合当日の行動を少し変えたことがきっかけでした。
足が動かない・・・
この原因は何でしょうか!?
原因は一つではありませんが、一つ考えられることとして
「ウォーミングアップ」にあるのではないか!?
ということをずーっと言い続けていました。
しかし、その少年はウォーミングアップを変えることはしませんでした。
ところがある試合で、試合会場に着き試合の控えに入ると姿が見当たりませんでした。
何処に行ったのかと探していると、何と・・・
1人で黙々とウォーミングアップをしていたのです。
特別なウォーミングアップをしていたわけではありません。
走ってストレッチをして、壁打ちをしている。
ホントにいつもみんながやっているようなウォーミングアップです。
試合結果としては、1-8で負けたように記憶しています。
この試合で負けはしましたが、内容としてはとても良かったです。
そこからその子は試合前には一人になり、
ウォーミングアップをするようになりました。
体のウォーミングアップもそうですが、一人になり
集中する時間を作ることで心のウォーミングアップも出来たのだと思います。
その後、関西大会にも出場するようになり、全国大会にも出場するようになりました。
特別上手かったわけではありません。
これといった武器があったわけでもありません。
一つ言えるとしたら、テニスが大好きでした。
今日、言いたいことは行動が変われば結果はいつか出るということです。
ウォーミングアップをした方が良い!
1人でしっかりとした方が良い!
考えれば、何となく良さそうだと思うと思います。
その何となく良さそうだと思うことを思って終わらせるのか、
行動するのか!?この差です。
ほとんどの子は良さそうだと思っても行動しないように思います。
これは大人でもそうですし、自分自身もそうです。
子ども達には、自分達がしている行動は普通の行動だと言うことがあります。
人と違う結果を出したいのであれば、人と違う行動を
とらなければいけないよ!と日頃伝えています。
人と違う行動とは、良いと思ったことをすることなのかも
しれません。何も特別なことでなくても良いのです。
子ども達がこれを見て少しでも変わってくれると嬉しいです。