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【湖西テニス】勝利至上主義 or 人間的成長どっち!?

こんにちは。
今日から全豪オープン2022が開幕!!!

ジョコビッチ選手は、不参加となりました。
この問題について僕がどうこういうことではないのですが、
単純にジョコビッチ選手が全豪オープンに出場できないことは
寂しいことだなと思っている下コーチです。

世界NO1プレイヤーですから!!!
テニスファンとしては、見たい・・・それだけです😢

さてさて、今日はスポーツの在り方について考えたいと思います。
いつもより長文です。
最後までお付き合いください!(^^)!

先日、体操の内村航平選手が引退されました。
日本の体操界を引っ張ってきた方の1人です。

オリンピック2連覇に世界選手権6連覇!!!
凄いとしか言いようがない結果!!!

僕はこういったアスリートが何を感じているのか。
感じてきているのか。にとても興味があります。

引退会見でもいくつか感じることがありましたのでシェアします。

「自身の演技で拘っていた点について」聞かれていました。

「全ての種目で着地にこだわってきた。世界チャンピオン、オリンピックチャンピオン
 として着地を止めるのは当たり前だと思ってやってきた。また、そこを追い求めてやってきた」

 
自分の立場を明確にし認識ている。その上で、競技という視点から
どこに自分はこだわっているのか。武器とするのか。

ここが明確になっている。
プレイヤーとして、とても大切なことです。

武器をつくる。
その武器を追い求めていく。

みんなの武器はなんだろうか!?
それを追い求めているだろうか!?

僕の武器は!?ときかれたら・・・

「①バックハンドと②とにかく走り回る足③気合い」
と応えていただろうと思います。

後悔があるのは、追い求めていけていなかったこと。
これは素直に認めるしかない部分です・・・😢

追い求めていなかったからこそ、これぐらいの選手
だったんだろうなと今思っています。

昨日、一昨日行われたMUFGを見ていても選手がとても
羨ましく思いました。

自分のテニスを追い求めていける時間がめちゃくちゃある。
僕は、先日40歳になり、自分のテニスを追い求めていく時間は
すでに終わっている。

終わっていると自分で決めつけているのだとも思いますが、
今は自分のテニスをしている場合ではないと思っています(笑)
また、自分のテニスがしたくなる日がくるのかなーーー(笑)

武器をつくり、そこを追い求めていってくれることを
選手には、期待しています。

また、「引退理由について」聞かれた際に・・・

「世界一の練習を積めずもう体操をやっていくのは難しい・・・」

これは、世界一を知っている者しか言えない言葉・・・
重すぎる言葉です。どれだけの練習を、どれだけの時間を、
体操に使ってきたのだろう。想像もできない世界。

ただ言えることは、世界一になるためには、世界一の練習を積む
しかないってことです。

自分が立てた目標を達成するためには、その目標を達成するための
練習を積むしかないってことです。

滋賀県で優勝したいのであれば、滋賀県で優勝するための
練習を積むしかないのです。

なつみコーチも遼太郎コーチも僕も滋賀県で優勝したことがあります。
興味がある人は、聞いてください!(^^)!

共通していることは、自分達が特別な人間だとは思っていない。
ホントに特別、運動神経が良いわけでも、頭が良いわけでもありません。
特別な能力があるわけでもありません。

一例として僕のジュニア時代の話を少しだけします。

今とは、テニスにおける環境はまるで違います。
試合も全然開催されていないし、テニスクラブも少なかった・・・。
だから、競技人口もめちゃくちゃ少なかった・・・

しかし、練習は誰よりもしていたのは間違いないと思う。

テニスクラブに行っている時間が多いかというとそんななかった。
多くて週5少ない時では、週3ぐらいの時間もありました。

テニスの練習はというと、週6もしくは毎日していました。

何かにつけテニスに結び付けて生活していたように思います。
食べに行ってメニューを決める際にも、5秒以内には決める。
これは、決断力の訓練!!!テニスは、決断の連続のスポーツです。
※これは、松岡修三さんが言っておられたのでしていました。(笑)

当時、情報を取り入れるためには雑誌しかなかったので、
テニスマガジンを食い入るように毎日見ていました。

テニスの試合がテレビであろうものなら、これも食い入るように
見ていました。ゲームをするより、ドラゴンボールを見るより楽しい時間でした。
※少しオーバーに言っていますが、でもホントに試合を見るのは好きでした。

自分の試合やフォームをビデオに撮ってもらってよく見ることも
していたように思います。ここでこうしたことが、良かったとか
良くなかったとか・・・自分なりに分析していたように思います。

ビデオとかやっぱり撮らないといけないよなー・・・反省

コーチの時代は、土曜日は五山中に学校がありました。
丸一日の休みは、日曜日だけ。

午前中は、スクールに行き、昼からは13時~17時頃まで
親とひたすらテニスをしていました。
※親は経験者でもなんでもありません。汗
※親があそこまで協力してくれたことは感謝しかありません。

生活の中で、テニスが間違いなく優先順位の一番でした。

最後にとても印象に残った言葉がありました。

「後輩達へのメッセージはありますか」

「体操だけうまくてもダメだと思う。若いときは、人間性が伴って
 なくても強ければよいと思っていたが結果が出る中で人間性が伴わないと
 誰からも尊敬されないし発言に重みがなくなると感じた。大谷翔平選手や
 羽生結弦選手も人間的として尊敬できるから指示される。そういうアスリートが
 本物だと思うのでこれからの体操選手には、高い人間性を持ってほしい。」
 
スポーツは競技でする以上、勝ちにこだわる必要はある。
しかし、勝つことだけが全てではない。

勝つことで得られるものは、たくさんあります。
しかし、失うものもあるのです。

勝つ!ということは、良くも悪くも目立ちます。

勝っている選手でも、魅力がない選手は、残念ながらいるんです。
そうなってしまうと、尊敬どころかああはなりたくない・・・
とさえ周りから思われてしまうのです。

やはり、勝つ前に、良きテニスマン・テニスウーマンであるべき
だと僕は考えています。

勝ってからでいいんだ!勝たないと目立つこともないんだから!
という声もありそうな気もしますが、僕は違う考え方です。

王者たる者だからということではありません。
ラゴモでも、エンジョイクラス⇒ジュニアクラス⇒トーナメントクラス
があります。それぞれが行動を見ているでしょう!!!

トーナメントクラスに所属している選手たちは見られています。
以前にも書きましたが、そこを理解すると行動や言動が変わってくる。

そうすると、ラゴモから滋賀県チャンピオンが出る日が必ずきます!!!
遠い未来ではなく、近未来の話!!!

コーチ達は、本気でそう思っています。
滋賀県でチャンピオンになることは必ずできる!!!

コーチ達も指導者としてどうあるべきなのか!?
をこれからも追い求めていきます(^^)/

  

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